賓頭盧はお釈迦様の弟子です。十六羅漢の第一に列せられ、獅子吼第一と称されています。日本では賓頭盧尊者の像をなでると病気が治るとされる信仰があり、びんずるさん、おびんずる等々と親しんで呼ばれ、なで仏の風習が広がりました。
梵語でPiṇḍola-Bhāradvāja、ピンドーラ・バーラドヴァージャであることから、音写して賓頭盧跋羅堕闍(びんずるばらだじゃ)、賓頭盧突羅闍(びんずるとらじゃ)、賓頭盧頗羅堕(びんずるはらだ)、賓度羅跋囉惰闍(びんどらばらだじゃ)などと記述され、略して賓頭盧、尊称をつけて賓頭盧尊者と呼ばれます。
(東大寺大仏殿の賓頭盧尊者像/2006年5月管理人撮影)
<< 戻る