【仏教用語/人物集 索引】

玄昉(げんぼう)

投稿日:0746年6月18日 更新日:

 
奈良時代の法相宗の僧侶。俗姓は阿刀氏(安斗氏)。安斗阿加布の子とする系図や、善珠の父とする史書もあります。僧官は僧正。

717年、中国・唐に入り、法相宗の教学を学び、735年に帰国する。藤原武智麻呂らが流行病により倒れたため、橘諸兄・吉備真備らと共に政界での権力を握ることになりました。また、聖武天皇による東大寺建立の発意等も玄昉の進言によるところが大きいといわれ、鎮護国家のための仏教確立に大きな影響を与えたといわれています。

740年、藤原広嗣の乱は権力の中枢にあった玄昉を除くためのものでしたが、藤原仲麻呂の台頭により、745年筑紫観世音寺に左遷されます。

生誕 

命日 天平18年6月18日(746年7月15日)

<< 戻る

-人物, 仏教を本気で学ぶ, 年表
-, , , , ,



Copyright © 1993 - 2024 寺院センター All Rights Reserved.