【仏教用語/人物集 索引】

宇田新太郎(うだしんたろう)

投稿日:1976年8月18日 更新日:

 
工学者。東北大学教授。 専門は電気工学、通信工学で、八木・宇田アンテナの発明者として知られる。(八木秀次

下新川郡舟見町(現入善町)に生まれ、教職にあった両親の転勤で小学校3年の時から魚津に移り住む。魚津尋常高等小学校(現大町小学校)、魚津中学(現魚津高校)、広島高等師範学校(現広島大学教育学部)を経て、中学で教鞭をとりましたが、研究への熱意から大正10年東北帝国大学(現東北大学)工学部電気工学科に入学。卒業後も大学に残って研究生活に入り、昭和2年同大学部助教授、昭和11年に教授となる。その間、昭和6年に光学博士の学位を得、翌年から2年余、欧米に留学。

数多くの研究の中で最も有名なものは通称「八木アンテナ」と呼ばれる「八木・宇田アンテナ」。このほか超音波無線電話機の開発や、極超短波による通信の研究でも、大きな成果をあげる。インドとの関係も深く、昭和30年から3年間、インド国立物理研究所の地位にあって、インドの若手研究者の育成に努める。昭和35年、東北大学定年退官。名誉教授の称号を授与。翌年からは神奈川大学教授として赴任。

本人の遺言が「八木・宇田アンテナをわしの墓に立ててくれ」であったため、鎌倉霊園にある墓石の側面にアンテナの図柄が彫られているという。

生誕 1896年(明治29年)6月1日

命日 1976年(昭和51年)8月18日

受信院釋香巖

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