文殊菩薩とは、智慧をつかさどる大乗仏教の菩薩です。普通の人間でも三人あつまれば、よい考えを生むことが出来るという意味で「三人寄れば文殊の智慧」と一般にもよく使われています。梵名をマンジュシュリーといい、音写して文殊師利(もんじゅしゅり)となり、文殊は略称です。また妙吉祥菩薩(みょうきっしょうぼさつ)などともいいます。
その姿は、右手に智慧を象徴する利剣(宝剣)、左手に経典を乗せた青蓮華を持ち、獅子の背の蓮華座に結跏趺坐して乗っている造形が描かれることが多いです。単独で安置されることや、釈迦三尊の脇侍として、向かって右に安置されることや、禅宗においては、剃髪し坐禅を組む僧形の「聖僧」(しょうそう)として僧堂に安置されることがあります。
(文殊菩薩 妙心寺所蔵 wikipediaより)
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