元久元(1204)年11月、法然上人は七箇条制誡(しちかじょうせいかい)をつくり門弟を誡め、門弟百九十名の署名をとり、別に誓状をそえて座主に送りました。
1.天台・真言の教説を破し諸仏菩薩をそしらぬこと
2.無智の身で有智の人と諍論(じょうろん)せぬこと
3.別解(べつげ)・別行(べつぎょう)の人に対し本業(ほんごう)を棄置し嫌わぬこと
4.念仏門には戒行がなく造悪を恐れないなどと主張せぬこと
5.ことごとに私義をとなえないこと
6.痴鈍(ちどん)の身をもって道俗を教化(きょうけ)しないこと
7.仏法にあらざる邪法を説いて正法とせぬこと
<< 戻る