中国唐の時代。蒲州河東県出身。中国の僧。普寂に就いて嗣法。弟子には行表がいる。
洛陽大福先寺に住して定賓(じょうひん)に戒律を、北宗系の禅で二祖の普寂に禅と華厳教学を学ぶ。
日本より入唐した僧栄叡・普照の要請により日本に招かれ、736年(開元24年、天平8年)インド出身の僧菩提僊那やベトナム出身の僧仏哲と来日。
渡来後の道璿は、北宗禅を広めるため、大安寺に「禅院」を設置し、戒律では『梵網経疏』を撰する。また、天台宗にも精通していた。後に、吉野の比蘇山寺に入り、修禅に精励し、山岳修験者にも影響を与えたとされる。
生誕 702年(長安2年)
命日 760年5月7日(天平宝字4年4月18日)
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