・白峯寺 真言宗御室派 香川県坂出市青海町2635
・80番札所 ⇒ 四国八十八ヶ所 第81番札所 綾松山 洞林院 白峯寺 ⇒ 82番札所
当山は弘法・智証両大師の開基である。弘法大師は、弘仁六年(815)当山に登られ、峯に如意宝珠を埋め閼伽井を掘られた。かの宝珠の地滝壺となり、三方に流れて増減なしと云う。次いで貞観二年十月の頃瀬戸の海上に流木出現し、光明に耀き異香四周に薫じたので、国司の耳に入りこれを当時入唐留学より歸朝して金倉寺に止住せられていた善知識円珍和尚に尋ねられた。和尚かの瑞光に導かれて当山に登り、山中を巡検して居ると白髪の老翁現はれて曰く
「吾は此の山の地主神、和尚は正法弘通の聖者なり。この山は七佛法輪を転じ、慈尊入定の霊地なり。相共に佛堂を建て、佛法を興隆せん。かの流木は補陀洛山のさんざしなり。」との御神託あり。乃ち流木を山中に引き入れて千手観音の尊像を彫み、当寺の本尊として佛堂を創建せられた。(リンク先より)
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