
蘇我馬子(そがのうまこ)
蘇我馬子とは、飛鳥時代の豪族。敏達天皇の下で大臣に就き、以降、用明天皇、崇峻天皇、推古天皇の4代に仕え、54年に渡り権勢を振るい、蘇我氏の全盛時代を築きました。邸宅に島を浮かべた池があったことから嶋大臣とも呼ばれました。敏達天皇元年(572年)敏達天皇の即位時に大臣となりました。敏達天皇13年(584年)百済から来た鹿深臣が石像一体、佐伯連が仏像一体を持っていたのを馬子がもらい受け、司馬達等と池邊氷田を派遣して修行者を探させたところ、播磨国(一説によると赤穂郡矢野庄)で高句麗人の恵便という還俗者を見つけ出したという。馬子はこれを師として、司馬達等の娘の嶋を得度させて尼とし善信尼となし、更に善信...