
道元禅師(どうげんぜんじ)
道元とは、鎌倉時代初期の僧侶で、日本における曹洞宗の開祖です。晩年に希玄という異称も用いました。高祖と尊称されます。諡号は仏性伝燈国師、承陽大師。諱は希玄。一般には道元禅師と呼ばれます。天童如浄に就いて嗣法。弟子には孤雲懐奘がいる。徒(いたずら)に見性を追い求めず、坐禅している姿そのものが仏であり、修行の中に悟りが明らかになるという修証一等、只管打坐の禅を伝えました。『正法眼蔵』は、和辻哲郎など西洋哲学の研究家からも注目を集めました。道元は、鎌倉時代の1200年1月26日に京都で生まれました。諸説ありますが、お父さんは内大臣久我通親(こがみちちか)、お母さんは摂政関白藤原基房の娘である伊子(い...