
江崎利一(えざきりいち)
実業家。江崎グリコの創業者。佐賀県出身で、19歳の時に父の死により家業の薬種業を引き継ぐ。自身で考案したビン詰葡萄酒販売で成功し、地元の早津江川の河口近くの有明海で牡蠣(カキ)の煮汁にヒントを得て、それにグリコーゲンが含まれていることを発見し、キャラメルにグリコーゲンを入れた「栄養菓子グリコ」を開発した。39歳の時に大阪に出て、栄養菓子事業を行う「江崎商店(現:江崎グリコ)」を創業し、おまけ等の独自のアイデアや広告宣伝、営業努力などで大ヒット商品となった。1933年には酵母入りビスケットの「ビスコ」を発売し、大ヒットとなりさらに成功する。「商売は2×2=5(ににんがご)。当たり前を超える努力を...