浮山法遠

人物

浮山法遠(ふさんほうおん)

中国・宋時代の禅僧。葉県帰省に就いて嗣法。その後、大陽警玄の下で修業を続け、ここでもその力量を認められらがらも、既に嗣法していたため、嗣ぐに相応しい弟子のいない大陽警玄の法を預かり、その後、投子義青に代付した。「法遠不去」(法遠去らず)ある時、浮山法遠は葉県帰省禅師の下で修行をしたいと、天衣義懐と共に入門を願い出ますが許されることなく何日も過ぎていきました。雪の舞うある日、ようやく葉県禅師が現れたのですが、入門を願って集まっていた者たちに水を浴びせる始末です。それにたまりかねて、皆去ってしまいましたが、浮山法遠は天衣義懐と共に諦めません。葉県禅師「まだ去らないなら打つぞ」浮山法遠「禅を求めて禅...