便り 天寧寺-滋賀県彦根市 ・天寧寺 曹洞宗 滋賀県彦根市里根町232井伊直中が、腰元若竹の不義をとがめ罰しました。その後相手が自分の息子とわかり、自分の過失を認め、腰元と初孫の菩提を弔うために創建されました。境内の十六体の羅漢像は、16ケ国の大名から贈られたものです。秋になると萩の花が咲くことから、別名萩の寺ともいいます。山門脇に井伊直弼の供養塔や直弼の参謀格だった長野主膳の墓、たか女の碑などが境内にあります。近江七福神「布袋尊」<< 戻る 2016.06.07 便り
人物 長野主膳(ながのしゅぜん) 江戸時代末期の国学者で、大老・井伊直弼の家臣。通称は初め主馬、のち主膳。諱は義言。桃之舎と号した。伊勢国飯高郡滝村(たきのむら)の住人である長野次郎祐の弟で、先祖は上州長野氏とされる。しかし、これは戸籍だけのことで出自、経歴とも25歳になるまでの一切はわかっていない。歴史に登場するのは天保10年(1839年)、滝野村の滝野次郎左衛門宅に寓居したときからである。天保12年(1841年)、次郎左衛門の妹で6歳年上の瀧女(たきめ、多紀とも)と結婚し、夫婦は京都、伊勢、美濃、尾張、三河を遊歴した。同年12月に近江国坂田郡の市場村にしばらくいたが、翌年には伊吹山麓にある志賀谷村の阿原忠之進宅に寓居する。... 1862.08.27 人物