仁王像とは、寺院の山門内で本堂を背に正面を向き境内を守っている二体一対の金剛力士像のことです。二王と表記される場合もあります。向かって右が口を大きく開け金剛杵(こんごうしょ)を持っている金剛像(阿形像・あぎょうぞう)、左が口を閉じている力士像(吽形像・うんぎょうぞう)です。ただし、明確に分類しない場合もあり、左右が逆の場合もあります。東大寺南大門の仁王像の安置方法は先の例とは違い、門内で向きあって安置されている上、左右逆になっています。
「仁王立ち」「阿吽の呼吸」
(仁王像・日石寺・富山県上市町)
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