・甘露寺 曹洞宗 京都府亀岡市東別院町南掛寺の前10
甘露寺は南北朝時代(1336-1392年)に法相宗の寺院として創建されたと伝わります。明和三年(1766年)の墨書がある血脈版木(けちみゃくはんぎ)が残されていることから、その頃には曹洞宗の寺院だったと考えられます。また、血脈版木は駒澤大学禅文化歴史博物館に所蔵されています。
本尊の十一面観音坐像は9世紀末から10世紀初頭の作で、亀岡市では最も古い仏像と言われています。甘露寺の名前の由来は北朝第一代天皇の光厳天皇がまだ即位される前に甘露寺を訪れ、住職が差し出した甘柿をいたく気に入られ、この号を授けられたとされています。
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