諸悪莫作 (しょあくまくさ) 諸の悪を作すこと莫れ
衆善奉行 (しゅぜんぶぎょう) 衆の善を奉行せよ
自浄其意 (じじょうごい) 自ら其の意を浄うせよ
是諸仏教 (ぜしょぶっきょう) 是れ諸仏の教えなり
諸々の悪いことをせずに、
善いことを行い、
自己の心を浄めること、
これが諸々の仏たちの教えである。
これは七仏通誡偈と呼ばれるものです。過去七仏が共通して教えてきたことを、この短い詩(韻文)の中につめています。七仏とは毘婆尸仏(びばしぶつ)・尸棄仏(しきぶつ)・毘舎浮仏(びしゃふぶつ)・拘留孫仏(くるそんぶつ)・拘那含牟尼仏(くなごんむにぶつ)・迦葉仏(かしょうぶつ)・釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)までの7人のブッダを指します。
・「全て悪しきことを為さず、善いことを行ない、自己の心を浄めること、これが諸の仏の教えである。」(ダンマパダ 183偈)
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