・稲毛薬師 威徳山 影向寺 天台宗 神奈川県川崎市宮前区野川419
当山は天台宗に属し、奈良時代の天平12年(740)、聖武天皇の命令を受けた高僧・行基によって開創されたと伝えられていますが、近年の発掘調査の結果、創建の年代は白凰時代末期(7世紀末)にまで遡ることが明らかになりました。
最古の縁起によれば、天平11年(739)光明皇后が眼病を患った折、聖武天皇の御夢の中に一人の僧が現れ、「武蔵の国橘樹郡橘郷に霊地があって、その地に不思議な霊石があります。その石の上にはいつも聖浄比なき水が湛えてあります。此処に伽藍を建立し、薬師如来を安置し奉るならば、皇后の御悩み立ちどころに御平癒となるでありましょう」と申し上げました。天皇は早速、高僧・行基を遣わし祈願させたところ、霊験あらたかで皇后の御病気も快癒されたそうです。天皇の勅命によりこの地に伽藍がそびえたのは、その翌年のことであると伝えられています。(リンク先より)
<< 戻る