・延命寺 真言宗智山派 宮城県白石市不澄ヶ池68
延命寺を訪れて目に飛び込んでくるのは、明治時代の解体で移築された白石城の厩口門(うまやぐちもん)です。厩曲輪(うまやくるわ)に入る門のことを言いますが、白石城のこの門は、2階に幅の広い格子を設け、その両側と階下に狭間(城壁にあけた、弓矢や鉄砲などを射つための穴)を設けた造り。北側から迫る敵から本丸を守るために、防備を固めた様子がその構造からもうかがえます。
また、白石地方が上杉領や蒲生領の時代、北方の敵といえば伊達家であり、のちの時代に「厩口門」があったという現在の神明社の参道登り口辺りが「大手門」の役割を果たしていたと伝えられています。境内には安珍地蔵尊(ころり地蔵尊)があり、駅からも近いことから、訪れる観光客も多い寺院の一つです。(リンク先より)
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