中国・宋時代の禅僧。明州鄞県葦江の出身。俗姓は兪。字は長翁。雪竇智鑑に就いて嗣法。弟子には道元禅師がいる。天童山景徳寺第31世住職。『如浄禅師語録』がある。
嘉定17年(1224年)に天童山景徳寺の住職となる。
宝慶元年(1225年)から宝慶3年(1227年)まで道元禅師は如浄の元で学ぶ。
宝慶元年の夏安居の期間に大悟した道元に如浄は印可を授けている。
如浄は権勢より離れ、世俗化した当時の仏教について根本から批判し、釈迦牟尼仏の頃の本来の精神に立ち帰ることを唱えた。如浄の教えは、道元禅師による日本曹洞宗開宗の基礎の形成に大きな役割をになっていた。
生誕 隆興元年7月7日(1163年8月8日)
命日 紹定元年7月17日(1228年8月18日)
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