地蔵札(じぞうふだ)というお札を街中や寺院にあるお地蔵さんにを貼る習慣があります。亡くなった時、お彼岸など、全国各地にも地蔵菩薩信仰に基づく似たような習慣があり、その由来についても諸説ありますが、六道を自在に行き来できるお地蔵さんの力によって故人の冥福を祈るという想いから行われるようになったようです。
例えば、故人が亡くなって初めて迎えるお彼岸中に、故人のご家族が近隣の寺院にあるお地蔵さんにお札を貼って回る習慣があります。半紙を切った紙片に、1枚ずつ地蔵菩薩真言「オンカカカビサンマエイソワカ」を唱えながらお地蔵さまの印影を捺します。お地蔵さまの誓願は「代受苦」。衆生の苦しみ悲しみを代わりに引き受けてくださる仏さまです。(参照)
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