・国分寺 新義真言宗 静岡県磐田市見付3047
・三河 ⇒ 東海道 遠江 国分寺 ⇒ 駿河
聖武天皇の天平13年(741年)の詔によって全国に建立された国分寺の1つである遠江国分寺は、詔からほどなく現在確認されている国分寺史跡地に建立されました。「類聚国史」によれば、弘仁10年(819年)に焼失しました。再建されましたが室町時代以降は次第に衰えました。江戸時代末には、天台宗東叡山寛永寺の末寺となっていましたが、明治時代の廃仏毀釈により無住の廃寺となっていました。
村人によりその内の薬師堂のみが守られていましたが、大正12年に内務省告示により史蹟に指定されたことから、参慶山普賢延命院国分寺(本尊・薬師如来)として復興しました。昭和26年より発掘調査が行われた結果、寺域は方2町(約218m)、北から講堂、金堂、中門、南大門が南北一直線に配され、金堂と中門は回廊でつながっており、その回廊の西側には塔が建てられていた跡が良好な形で発見されました。
<< 戻る