人物 安田靫彦(やすだゆきひこ) 画家、能書家。東京美術学校教授。東京府出身。芸術院会員。文化勲章受章。文化功労者。 靫彦は前田青邨と並ぶ歴史画の大家で、青邨と共に焼損した法隆寺金堂壁画の模写にも携わった。「飛鳥の春の額田王」「黎明富士」「窓」はそれぞれ1981年、1986年、1996年に切手に用いられた。生誕 1884年(明治17年)2月16日命日 1978年(昭和53年)4月29日朝陽院青梅靫彦大居士<< 戻る 1978.04.29 人物
人物 岡潔(おかきよし) 数学者。奈良女子大学名誉教授。理学博士。文化勲章受章者。多変数函数論の分野で世界的な難問を解決し、その業績により昭和28年文化勲章を受章した。数学者・岡潔の名を全国的に知らしめたのは随筆「春宵十話」である。この中で岡は論理的学問と思われる数学者でありながら、日本的情緒や情操教育の大切さを語りかけ、大変な反響を呼んだ。数学の発見には西洋のインスピレーション型と東洋の情操型とがあるという。岡は「人の中心は情緒である」と言い、万葉集や芭蕉などを通じ日本人の心を思い出してほしいと訴える。生誕 1901年4月19日命日 1978年3月1日春雨院梅花石風居士<< 戻る 1978.03.01 人物
人物 濱田庄司(はまだしょうじ) 主に昭和に活躍した陶芸家。日本民藝館の第2代館長。大阪万博の日本民芸館パビリオンの名誉館長。大阪日本民藝館の初代館長。1977年(昭和52年)には自ら蒐集した日本国内外の民芸品を展示する益子参考館を開館。墓所は川崎市の宗隆寺。生誕 1894年(明治27年)12月9日命日 1978年(昭和53年)1月5日久成院妙益陶匠日應大居士<< 戻る 1978.01.05 人物
人物 宇田新太郎(うだしんたろう) 工学者。東北大学教授。 専門は電気工学、通信工学で、八木・宇田アンテナの発明者として知られる。(八木秀次)下新川郡舟見町(現入善町)に生まれ、教職にあった両親の転勤で小学校3年の時から魚津に移り住む。魚津尋常高等小学校(現大町小学校)、魚津中学(現魚津高校)、広島高等師範学校(現広島大学教育学部)を経て、中学で教鞭をとりましたが、研究への熱意から大正10年東北帝国大学(現東北大学)工学部電気工学科に入学。卒業後も大学に残って研究生活に入り、昭和2年同大学部助教授、昭和11年に教授となる。その間、昭和6年に光学博士の学位を得、翌年から2年余、欧米に留学。数多くの研究の中で最も有名なものは通称「八... 1976.08.18 人物
人物 檀一雄(だんかずお) 小説家、作詞家、料理家。私小説や歴史小説、料理の本などで知られる。生誕 1912年(明治45年)2月3日命日 1976年(昭和51年)1月2日能嶽院殿檀林玄遊居士<< 戻る 1976.01.02 人物
人物 角川源義(かどかわげんよし) 実業家、国文学者、俳人。角川書店(現・KADOKAWA Future Publishing)の創立者。俳号は源義(げんぎ)、水羊(すいよう)。 辺見じゅん、角川春樹、角川歴彦の父。富山県中新川郡東水橋町(現富山市)に父・源三郎、母・ヤイの三男として生まれた。父・源三郎は源義誕生時は鮮魚を商っていたが、後に米穀商に転じ成功している。1930年(昭和5年)、富山県立神通中学校(現在の富山県立富山中部高等学校)に入学した。中学入学時に、すでに俳句にかなり深い関心を抱いていた。1945年(昭和20年)11月に東京都板橋区小竹町で角川書店を設立した。既に岩波書店から刊行されベストセラーになっていた阿部次... 1975.10.27 人物
人物 棟方志功(むなかたしこう) 板画家。20世紀の美術を代表する世界的巨匠の一人。 青森県出身。川上澄生の版画「初夏の風」を見た感激で、版画家になることを決意。1942年以降、彼は版画を「板画」と称し、木版の特徴を生かした作品を一貫して作り続けた。生誕 1903年(明治36年)9月5日命日 1975年(昭和50年)9月13日華厳院慈航真海志功居士※「海」カイは「毎」の下に「水」がある漢字が使われている。<< 戻る 1975.09.13 人物
人物 佐藤栄作(さとうえいさく) 鉄道官僚、政治家。 「政界の団十郎」「早耳の栄作」の異名を持ち、内閣総理大臣として日韓基本条約批准、非核三原則提唱、沖縄返還をなし遂げる。2798日の連続在任記録を持ち、「人事の佐藤」と評された。1974年にノーベル平和賞を受賞した。2020年時点では日本人唯一の平和賞の受賞者である。生誕 1901年〈明治34年〉3月27日命日 1975年〈昭和50年〉6月3日作願院釋和栄周山院殿作徳繁栄大居士<< 戻る 1975.06.03 人物
人物 山本有三(やまもとゆうぞう) 大正から昭和にかけて活躍した日本の小説家、劇作家、政治家。本名は山本勇造(やまもと ゆうぞう)。日本芸術院会員。人道的な社会劇作家として名を成し、『嬰児殺し』『坂崎出羽守』『同志の人々』などを発表。 生誕 1887年(明治20年)7月27日命日 1974年(昭和49年)1月11日山本有三大居士(墓所は近龍寺)<< 戻る 1974.01.11 人物
人物 大佛次郞(おさらぎじろう) 小説家・作家。大仏次郎とも書く。神奈川県出身、本名は野尻 清彦。『鞍馬天狗』シリーズなど大衆文学の作者として有名な他、歴史小説、現代小説、ノンフィクション、新作歌舞伎や童話などまでを幅広く手がけた。作家の野尻抱影は兄。生誕 1897年(明治30年)10月9日命日 1973年(昭和48年)4月30日大佛次郎居士<< 戻る 1973.04.30 人物
人物 東海林太郎(しょうじたろう) 歌手。ロイド眼鏡・燕尾服を着用し直立不動の姿勢で歌うという特徴があった。1965年、紫綬褒章受章。生誕 1898年(明治31年)12月11日命日 1972年(昭和47年)10月4日聲楽院釋太朗大居士<< 戻る 1972.10.04 人物
人物 川端康成(かわばたやすなり) 小説家、文芸評論家。1968年、ノーベル文学賞受賞。大阪府出身。東京帝国大学国文学科卒業。代表作『伊豆の踊子』(1926年)、『浅草紅団』(1929-30年)、『抒情歌』(1932年)、『禽獣』(1933年)、『雪国』(1935年-1948年)、『千羽鶴』(1949年)、『山の音』(1949年)、『眠れる美女』(1960年)、『古都』(1961年)など。生誕 1899年(明治32年)6月14日命日 1972年(昭和47年)4月16日文鏡院殿孤山康成大居士<< 戻る 1972.04.16 人物
人物 金田一京助(きんだいちきょうすけ) 言語学者、民俗学者。日本のアイヌ語研究の本格的創始者として知られる。國學院大學教授を経て東京帝国大学教授、國學院大學名誉教授。日本学士院会員。日本言語学会会長。東京帝国大学より文学博士。栄典は従三位・勲一等・瑞宝章・文化勲章。盛岡市名誉市民。歌人・石川啄木の親友であったことでも有名。生誕 1882年〈明治15年〉5月5日命日 1971年〈昭和46年〉11月14日寿徳院殿徹言花明大居士<< 戻る 1971.11.14 人物
人物 山口蓬春(やまぐちほうしゅん) 画家。北海道松前郡松城町(現・松前町)生まれ。本名、三郎。1913年に東京府(現東京都)高輪中学校を卒業後、東京美術学校(現東京芸術大学)に進学。代表作「三熊野の那智の御山」「緑庭」など多数。生誕 1893年10月15日命日 1971年5月31日俶徳院殿温岳蓬春大居士<< 戻る 1971.05.31 人物
人物 三島由紀夫(みしまゆきお) 小説家・劇作家・随筆家・評論家・政治活動家・皇国主義者。血液型はA型、身長は163cm。本名は平岡公威(ひらおか きみたけ)。戦後の日本文学界を代表する作家の一人であると同時に、ノーベル文学賞候補になるなど、日本語の枠を超え、海外においても広く認められた作家です。代表作 『仮面の告白』(1949年)『潮騒』(1954年)『近代能楽集』(1956年)『金閣寺』(1956年)『鹿鳴館』(1956年)『鏡子の家』(1959年)『憂国』(1961年)『サド侯爵夫人』(1965年)『豊饒の海』(1965年-1970年)生誕 1925年〈大正14年〉1月14日命日 1970年〈昭和45年〉11月25日彰武... 1970.11.25 人物
人物 力石徹(りきいしとおる) 漫画・アニメ作品「あしたのジョー」の登場人物で、主人公・矢吹丈の最大のライバル。 解説 あしたのジョーの登場人物。 主人公・矢吹丈と少年院で運命的な出会いを果たし、永遠のライバルとなる。生誕 命日 1970年3月24日功徹院清精道観居士<< 戻る 1970.03.24 人物
人物 植芝盛平(うえしばもりへい) 武道家。合気道の創始者。合気道界では「開祖」と敬称される。生誕 1883年(明治16年)12月14日命日 1969年(昭和44年)4月26日合気院盛武円融大道士<< 戻る 1969.04.26 人物
人物 山本周五郎(やまもとしゅうごろう) 小説家。デビュー作『須磨寺附近』(1926年)、代表作は『樅ノ木は残った』(1954-58年)、『赤ひげ診療譚』(1958年)、『青べか物語』(1960年)、『季節のない街』(1962年)、『さぶ』(1963年)、『ながい坂』(1964-66年)など多数。生誕 1903年(明治36年)6月22日命日 1967年(昭和42年)2月14日恵光院周嶽文窓居士<< 戻る 1967.02.14 人物
人物 鈴木大拙(すずきだいせつ) 仏教学者、僧侶。文学博士。禅についての著作を英語で著し、日本の禅文化を海外に広く知らしめた。著書約100冊の内23冊が、英文で書かれている。梅原猛曰く、「近代日本最大の仏教学者」。1949年に文化勲章、日本学士院会員。名の「大拙」は居士号である。同郷の西田幾多郎、藤岡作太郎とは石川県立専門学校以来の友人であり、鈴木、西田、藤岡の三人は「加賀の三太郎」と称された。また、金沢時代の旧友である安宅産業の安宅弥吉は「お前は学問をやれ、俺は金儲けをしてお前を食わしてやる」と約束し、大拙を経済的に支援した。1963年にノーベル平和賞の候補に挙がっていたものの、受賞を逸している。著作『大乗起信論』〔英訳〕(... 1966.07.12 人物
人物 山田耕筰(やまだこうさく) 日本の作曲家、指揮者。山田耕作とも表記します。生誕 1886年(明治19年)6月9日命日 1965年(昭和40年)12月29日響流院釈耕筰<< 戻る 1965.12.29 人物
人物 谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう) 小説家。『刺青』(1910年)、『痴人の愛』(1924年-1925年)、『卍(まんじ)』(1928年-1930年)、『蓼喰ふ虫』(1928年-1929年)『春琴抄』(1933年)、『陰翳禮讚』(随筆、1933年-1934年)、『細雪』(1944年-1948年)、『少将滋幹の母』(1949年-1950年)、『鍵』(1956年)、『瘋癲老人日記』(1961年-1962年)生誕 1886年(明治19年)7月24日命日 1965年(昭和40年)7月30日安楽寿院功誉文林徳潤居士<< 戻る 1965.07.30 人物
人物 江戸川乱歩(えどがわらんぽ) 大正から昭和期にかけて主に推理小説を得意とした小説家・推理作家である。また、戦後は推理小説専門の評論家としても健筆を揮った。実際に探偵として、岩井三郎探偵事務所に勤務していた経歴を持つ。 本名は平井 太郎。日本推理作家協会初代理事長。ペンネーム(江戸川乱歩)は小説家の、エドガー・アラン・ポーに由来する。代表作『D坂の殺人事件』(1925年)『陰獣』(1928年)『孤島の鬼』(1930年)『黒蜥蜴』(1934年)『怪人二十面相』(1936年)『幻影城』(1951年、評論)『探偵小説四十年』(1961年、自伝)生誕 1894年(明治27年)10月21日 命日 1965年(昭和40年)7月28日智勝... 1965.07.28 人物
人物 佐藤春夫(さとうはるお) 詩人・作家。艶美清朗な詩歌と倦怠・憂鬱の小説を軸に、文芸評論・随筆・童話・戯曲・評伝・和歌とその活動は多岐に及び、明治末期から昭和まで旺盛に活動した。筆名を潮鳴、沙塔子、雅号を能火野人と称した。初代新宮市名誉市民。代表作『西班牙犬の家』(1914年、小説)『田園の憂鬱』(1919年、小説)『殉情詩集』(1921年、詩集)『都会の憂鬱』(1922年、小説)『退屈読本』(1926年、随筆集)『車塵集』(1929年、訳詩集)『晶子曼陀羅』(1954年、小説)生誕 1892年(明治25年)4月9日命日 1964年(昭和39年)5月6日凌霄院殿詞誉紀精春日大居士<< 戻る 1964.05.06 人物
人物 堤康次郎(つつみやすじろう) 実業家、財界人で、滋賀県選出の衆議院議員として政治家でもあった。西武グループの創業者。第44代衆議院議長。滋賀県大津市名誉市民。正三位勲一等。「ピストル堤」の異名を持つ。 五島慶太は東急対西武戦争でライバルとも言われた。生誕 1889年(明治22年)3月7日命日 1964年(昭和39年)4月26日清浄院釈康信<< 戻る 1964.04.26 人物
人物 三好達治(みよしたつじ) 大阪府大阪市出身の詩人、翻訳家、文芸評論家。日蓮宗本山本満寺貫首を務めた三好龍紳は実弟。代表作『測量船』(1930年)、『駱駝の瘤にまたがつて』(1952年)など多数。生誕 1900年(明治33年)8月23日命日 1964年(昭和39年)4月5日法治院平安日達居士<< 戻る 1964.04.05 人物
人物 力道山(りきどうざん) プロレスラー、大相撲力士。17歳で大相撲二所ノ関部屋に入門する。関脇にまでなるが、27歳の時に自ら髷を落とし廃業後、プロレスに転進し、日本プロレスの基礎を築いた。生誕 1924年11月14日命日 1963年12月15日大光院力道日源居士<< 戻る 1963.12.15 人物
人物 松林桂月(まつばやしけいげつ) 画家。山口県萩市生まれ。元の姓は伊藤、本名は篤。字は子敬。別号に香外、玉江漁人。妻の松林雪貞も日本画家。《春宵花影》東京国立近代美術館蔵/《愛吾廬》山口県立美術館蔵など多数。生誕 1876年8月18日命日 1963年5月22日豪徳院殿彩譽松林桂月大居士<< 戻る 1963.05.22 人物
人物 吉川英治(よしかわえいじ) 小説家。現在の神奈川県横浜市中区出身。 様々な職についたのち作家活動に入り、『鳴門秘帖』などで人気作家となる。1935年より連載が始まった『宮本武蔵』は広範囲な読者を獲得し、大衆小説の代表的な作品となった。戦後は『新・平家物語』、『私本太平記』などの大作を執筆。生誕 1892年〈明治25年〉8月11日命日 1962年〈昭和37年〉9月7日崇文院殿釈仁英大居士<< 戻る 1962.09.07 人物
人物 柳田國男(やなぎたくにお) 民俗学者・官僚。明治憲法下で農務官僚、貴族院書記官長、終戦後から廃止になるまで最後の枢密顧問官などを務めた。1949年日本学士院会員、1951年文化勲章受章。1962年勲一等旭日大綬章。 「日本人とは何か」という問いの答えを求め、日本列島各地や当時の日本領の外地を調査旅行した。生誕 1875年〈明治8年〉7月31日命日 1962年〈昭和37年〉8月8日永隆院殿顕誉常正明国大居士<< 戻る 1962.08.08 人物
人物 石井漠(いしいばく) 舞踊家、ダンサーである。代表作は『甦る新世界』(1933)や、晩年視力をほとんど失ってから上演した『人間釈迦』(1953,芸能選奨文部大臣賞)などがある。いずれも作曲家の石井歓、石井眞木は息子、石井五郎は弟。また舞踊家の石井登は孫、石井武は曾孫である。生誕 1886年12月25日命日 1962年1月7日<< 戻る 1962.01.07 人物
人物 和辻哲郎(わつじてつろう) 哲学者、倫理学者、文化史家、日本思想史家。『古寺巡礼』『風土』などの著作で知られ、その倫理学の体系は和辻倫理学と呼ばれる。生誕 1889年3月1日命日 1960年12月26日明徳院和風良哲居士<< 戻る 1960.12.26 人物