道教(どうきょう)とは、中国で、不老不死などこの世での幸福を願うそぼくな民間の信仰や、宗教です。老子・荘子の教えと神秘思想がむすびついておこり、のち仏教の影響を受けて宗教としての形をとるようになりました。唐代には宮廷に保護され、日本にも道教の経典や儀礼、ならわしをつたえました。ブッダやキリストの教えまでとりいれながら、民衆の間に今日も根強い人気があります。
禅宗の勉強をしていると道教の影響を受けたという説が出てくることがあり気になっていましたが、道教側から見ると仏教の影響を受けて宗教として形を成してきたということで、状況的には日本の神道と仏教の関係にも似ています。神道は仏教の影響を受けて宗教として形を成してきたからです。
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