伊藤左千夫は1864年に千葉県で生まれ、1913年7月30日に脳溢血が原因で死去しました。明治時代から大正時代にかけて活躍した歌人・小説家です。歌人としては正岡子規の実質的な後継者として歌集『左千夫歌集』など優れた短歌・歌論を発表し『アララギ』を主宰。小説家としては歌集『左千夫歌集』などを執筆しました。
1902年9月19日、師である正岡子規が死去し、長男・次男と相次ぐ別れと重なったことも契機となり「新仏教」の同人となり、特に新鸞聖人の教えに傾倒しました。
さびしさの
極みに堪へて
天地(あめつち)に
寄する命を
つくづくと思ふ
『左千夫全集』より
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