犀の角（さいのつの）

犀の角が一つしかないように、求道者は、他の人々からのほめたりけなしたりする世評に煩わされることなく、ただ一人でも自分の確信に随って暮らすようにという意味が込められている。「犀の角」の譬喩によって「独り歩む修行者」「独り覚った人」の心境、生活を『スッタニパータ【第１　蛇の章】３、犀の角』で述べている。

以上は初期仏教の話で、後代の仏教教学で考えた「独覚」とは必ずしも一致しないと考えられている。

・スッタニパータ【第１　蛇の章】３、犀の角

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