『理趣経』

投稿日:0771年1月1日 更新日:

『理趣経』(りしゅきょう)は様々な時代に漢訳されていますが、現在、真言宗で常用されている『般若理趣経』は、中国・長安の大興善寺の不空三蔵によって、763年から771年にかけて、粛宗帝の勅により国家事業として漢訳されました。弘法大師が唐から帰国の際、朝廷に持ち帰った経巻宝物等の内容を示した『請来目録』には、「新訳等の経」の一巻として『金剛頂瑜伽般若理趣経』とあるのが、この不空三蔵漢訳の『般若理趣経』のことだと考えられています。

『理趣経』は、最初の序説と最後の流通(るつう)を除くと、17の章節で構成されています。

1.大楽の法門 - 金剛薩埵の章
2.証悟の法門 - 大日如来の章
3.降伏の法門 - 釈迦牟尼如来の章
4.観照の法門 - 観自在菩薩の章
5.富の法門 - 虚空蔵菩薩の章
6.実働の法門 - 金剛拳菩薩の章
7.字輪の法門 - 文珠師利菩薩の章
8.入大輪の法門 - 纔発心転法輪菩薩の章
9.供養の法門 - 虚空庫菩薩の章
10.忿怒の法門 - 摧一切魔菩薩の章
11.普集の法門 - 普賢菩薩の章
12.有情加持の法門 - 外金剛部の諸天の章
13.諸母天の法門 - 七天母の章
14.三兄弟の法門 - 三高神の章
15.四姉妹の法門 - 四天女の章
16.各具の法門 - 四波羅蜜の大曼荼羅の章
17.深秘の法門 - 五種秘密三摩地の章(五秘密尊)

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