断食(だんじき)

投稿日:0100年11月15日 更新日:

 
ブッダが悟りを得る前のこと(以下、「ブッダ」と書きます)、ウルヴェーラの苦行林で6年間の苦行を続け、それでも真理を見いだせないので、極端な苦行では真理どころか、無駄に心や身体を傷つけるだけであると気づきました。

断食とは、すべての飲食を口に入れない絶食とは違い、徐々に食べることを減らす、決まった時間だけ食べる、決まったものだけ食べるなど、自身で飲食を管理する実践方法です。

ブッダの断食は誰にも真似ができないほど厳しいものでした。一日一食から、徐々に二日間に一食、一週間に一食と減らしていき、とうとう何も食べないと決め、三週間が限度とされていた断食(この場合は絶食でしょうか)を2か月も続けたこともあったといいます。

このような苦行中、何度も悪魔(誘惑など)が近づき「無駄だからやめたほうがいい」とささやくのを退けます。あるときには、悟りを得ることができる方なのに断食で死んだら困ると神々が出てきて「断食はやめてください」とお願いしてもブッダは退けます。

それでも真理を見いだせないので、極端な苦行では真理どころか、無駄に心や身体を傷つけるだけであると気づきました。そのように極端に身体を傷つける、逆に極端に贅沢をするのではなく、問題は心なのだということを実感します。

ブッダは心を清く保つための実践をはじめます。何ものにもとらわれないよう、食べ物にもとらわれず適度に食べ、人の言葉を聞いても自分で考えて判断し、話すときは必要な言葉を選ぶというようにしました。つまり、中道の実践です。それにより悟りを得られたということです。


(釈迦苦行像・2~3世紀・ラホール博物館)

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