【仏教用語/人物集 索引】

大黒天(だいこくてん)

投稿日:2020年9月21日 更新日:

 
大黒天とは、ヒンドゥーの神であるシヴァ神の化身の一つ、マハーカーラ(偉大な暗黒の神)が仏教に取り入れられたものです。名前のしめす通り真黒で、もともとは怒った姿をしていました。仏教では、仏・法・僧の三宝を護持し、食物・財福を司る護法神(ごほうじん)となり、七福神にも加えられています。
 
大黒天には六種類あり、その一つにマカラ大黒があります。よく見かけるのがこの大黒天で、日本では「大黒」が「大国」に通ずるところから、大黒天は、大国主神(おおくにぬしのかみ)と同一視され、神話にあるように、大きな袋を背負って歩く姿となりました。頭には頭巾をかぶり、手には小槌、袋をかついで米俵の上に立っています。

頭巾をかぶるのは「空を仰ぐのではなく、目的に向かって働け」との教えです。 下を向いて一生懸命に働くことにより、袋には七宝、足元には米が自然に集まり、また、打出の小槌は意のままに黄金を振りまくことが出来る。つまり、勤労は徳であり、怠者の頭を打つのが小槌であるとしめしています。


(七福神・大黒天・總持寺)

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