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伽藍(がらん)
伽藍とは、僧侶が集まり修行する場所を意味していたものが、僧侶が集まり住む建物群を意味するようになりました。梵語のサンガラーマの音写である僧伽藍摩(そうぎゃらんま)、僧伽藍(そうぎゃらん) ...
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仏の三十二相(さんじゅうにそう)
仏の身体的特徴としてまとめられている三十二相は経典により多少の相違がありますが、一般的なものは以下の通りです。原則として仏像及び仏画はこれにならって作成されています。仏像を見る際の参考にしてみてはいか ...
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帝釈天(たいしゃくてん)
帝釈天とは、バラモン教、ヒンドゥーの神であるインドラが仏教に取り込まれて、梵天(ぼんてん)と並ぶ天部の二大護法善神とされました。 武器である金剛杵(こんごうしょ)を手に持ち雷を操ります。 ...
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弥勒菩薩(みろくぼさつ)
2021/09/10 -用語集
み, 中宮寺-奈良県生駒郡, 仏像便り, 廣隆寺-京都府京都市右京区, 弥勒菩薩弥勒菩薩は、ブッダの次にブッダとなることが約束された菩薩で、そのことから、弥勒仏、弥勒如来とも呼ばれます。梵名をマイトレーヤ、パーリ名をメッテイヤといい、音写して、弥勒となりました。意味 ...
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踊り念仏(おどりねんぶつ)
念仏や和讃(わさん・仏教歌謡)をとなえ、鉦(かね)・太鼓(たいこ)などを打ち鳴らしながら歓喜(かんき)の状態になる踊り。平安時代に空也(こうや)が民衆にすすめたのに始まり、鎌倉時代に一遍 ...
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中道(ちゅうどう)
中道とは、二つの対立するものを離れていることです。原始仏教では厳しい苦行と快楽主義の両極端を退けた考え方ですが、単に二つの中間をとるというのではなく、二つの極端から離れた自由な立場を表しているので、矛 ...
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五蘊(ごうん)
五蘊(ごうん)(色・受・想・行・識)色は地水火風の四大、受は外からの刺激を受け入れる作用、想はその概念化、行は移りゆくこと、識は分別するはたらきを示します。つまり、五蘊とは身体と精神のはたらきの全てを ...
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サンカーシャ - ブッダ三道宝階降下の地(僧伽舎)
サンカーシャはブッダ三道宝階降下の地として仏教の八大聖地の一つに数えられます。音訳して僧伽舎(そうぎゃしゃ)とも書かれます。サヘート・マヘートにある祇園精舎の香堂(ガンダクティー)からブ ...
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寿老神(じゅろうじん)
寿老神とは、道教の神であり、中国の伝説上の人物です。道教の神・南極老人(南極老人星・カノープス)の化身を現わしていると考えられています。中国の寿星で、唐代、宋代の古画には、群仙の一人とし ...
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竹林精舎(ちくりんしょうじゃ)
竹林精舎とは、インド・ビハール州のラージギルにあります。現地ではVenuvanaといいます。ブッダが竹林精舎に滞在した時代、ラージギルはビンビサーラ王(頻婆娑羅王・びんばしゃらおう)が統 ...
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食堂(じきどう)- 仏教建築
食堂とは、仏教寺院において僧侶が斎食(さいじき:正午や決まった時間にとる食事)をとるための主要な建物で、七堂伽藍の一つに数えられます。斎堂ともいいます。食堂は単に食べる場所ではなく、作法 ...
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恵比寿神(えびすしん)
恵比寿神とは、七福神唯一の日本で産まれた神で、イザナギとイザナミとの間に第三番目の子として生まれ、蛭子尊(ヒルノミコト)と名付けられました。幼少のころ、脚が立たず歩行困難のため、両親が意 ...
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金剛杵(こんごうしょ)
金剛杵とは、煩悩をも破砕するといわれる金属製の法具です。基本的には細長く、両端が広がっていて、真ん中がくびれ、手で握って使います。両端が尖っているものを独鈷杵(とっこしょ・どっこしょ)、 ...
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仏塔(ぶっとう)
2021/06/18 -用語集
ふ, 仏塔, 建築便り, 法隆寺-奈良県生駒郡仏塔とは、仏教寺院においてお釈迦様の遺骨である仏舎利を納めるために建造された塔のことです。世界最古の木造塔は法隆寺の五重塔ですが、その基壇中央部にある心柱の基部には仏舎利容器が納められて ...
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往生(おうじょう)
往生とは、この世を去り、極楽浄土に往(い)って生まれることです。日常的には「亡くなる」や「困る」ことをさして使われています。 「大往生」「立ち往生」「往生しまっせ」「往生要集」 往生の意 ...
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二十五菩薩(にじゅうごぼさつ)
二十五菩薩とは、臨終の際に極楽浄土から阿弥陀如来とともに、これから往生をとげようとする念仏の行者を浄土へ迎えに来る25の菩薩の一団です(来迎)。源信の『往生要集』に二十五菩薩のことが書か ...
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樹木葬(じゅもくそう)
樹木葬とは、シンボルツリーを中心にした墓地や多くの木を植樹した樹林墓地に納骨・埋蔵する方法か、粉骨した遺骨を土に撒いて埋葬する方法などを採用した墓地形態の一つです。現在、一般的に言われる ...
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火葬許可証(かそうきょかしょう)
火葬許可証とは、遺体を火葬する際に必ず必要な書類で、これがないと火葬することはできません。死亡届、死亡診断書を自治体に提出すると発行されます。なお、これらの手続き方法は自治体によって異な ...
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六欲天(ろくよくてん)
六欲天とは、天上界の中でも人間界に近い階層で、財欲・色欲・飲食欲・名誉欲・睡眠欲などの五欲を持ったものの住む欲界の6つの天界のことをいいます。六天ともいい、人間界に近い階層から記載すると ...
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賽銭泥棒(さいせんどろぼう)
賽銭泥棒とは、お寺や神社にお参りに行ったときに、お賽銭が入っている賽銭箱からお金を盗む行為です。また、仏像などの前に賽銭として置いているものや池の中に投げ込まれた賽銭などを盗むことも同様 ...
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忉利天(とうりてん)- 三十三天
忉利天とは、仏教世界観における天の1つで、欲界の六欲天のうちの第2天です。須弥山(しゅみせん)の頂上にあり、その東西南北にそれぞれ8つの城、中央に善見城(ぜんけんじょう)があり、合計33 ...
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羂索(けんさく)
もともとは鳥獣魚を捕らえる投げ縄のことでしたが、一切衆生を仏法へと導く象徴とされるようになりました。青・黄・赤・白・黒の5色の糸をより合わせて作られた縄状で、端に金剛杵(こんごうしよ)・ ...
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サールナート - ブッダが教えを説き始めた地(鹿野苑)
サールナートはブッダが教えを説き始めた地として仏教の四大聖地および八大聖地の一つに数えられます。サールナートのうち鹿野苑(ろくやおん)だったとされる場所は現在、インド政府によって整理され ...
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ラトナギリ(多宝山)
この写真はインド・ビハール州のラージギルから北東へ5キロ程のところにあるラトナギリ(多宝山)からの眺めです。写真右下には霊鷲山(りょうじゅせん)も見えています。法華経など多くのお経に登場 ...
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勢至菩薩(せいしぼさつ)
勢至菩薩は、大勢至菩薩、得大勢至菩薩などとも呼ばれます。サンスクリット(梵語)では、マハースターマプラープタといい、智慧の光をもってあまねくいっさいを照らし、無上の力を得させるという菩薩 ...
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ラージギル - ブッダ布教の地(王舎城)
ラージギルはブッダ布教の地として仏教の八大聖地の一つに数えられます。この一帯にはマガダ国の首都・王舎城(おうしゃじょう)、仏教史上最初の寺院と考えられる竹林精舎(ちくりんしょうじゃ)、説 ...
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ブッダガヤ - ブッダが悟りを開いた地(仏陀伽邪)
ブッダガヤはブッダが悟りを開いた地として仏教の四大聖地および八大聖地の一つに数えられます。この一帯には悟りを開いた場所であるブッダガヤの菩提樹(マハーボディー寺院・大菩提寺境内)、苦行を ...
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世間(せけん)
「世間体が悪い」「世間の物笑いになる」「世間に顔向けできない」「渡る世間に鬼は無し」などのように一般的に使われている「世間」という言葉は、地域や国、社会というような範囲を指して、それを肯 ...
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僧堂(そうどう)
仏教寺院において、修行者が集団生活を行いながら仏道修行に励むところを僧堂といいます。雲水僧が集まり来るという意味で雲堂、仏祖を選出する道場の意から選佛場、古木然として兀坐を行じているので ...
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眷属(けんぞく)
仏教用語で使われる場合の眷属とは、仏・菩薩・天・明王などを取り巻くもののことをいいます。大乗仏教の世界で様々な仏・菩薩・天・明王などが登場するようになると、それぞれの場所で主となる仏・菩 ...
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釈迦堂(しゃかどう)
2021/04/22 -用語集
し, 大報恩寺-京都府京都市上京区, 建築便り, 比叡山延暦寺-滋賀県大津市, 清凉寺(嵯峨釈迦堂)-京都府京都市右京区, 釈迦堂釈迦堂とは、釈迦如来を本尊とする仏堂のことです。また、そのすべてを釈迦堂というわけではなく、宗派や、伽藍が整備された年代、寺院規模などにより呼び方の違いがあります。釈迦堂であるからこの形 ...
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八部鬼衆(はちぶきしゅう)
八部鬼衆とは、四天王に仕え仏法を守護する8種族の鬼神です。乾闥婆(けんだつば)、毘舎闍(びしゃじゃ)、鳩槃荼(くばんだ) 、薜茘多(へいれいた)、那伽(ナーガ、龍神)、富單那(ふたんな) ...