『梵網経』(ぼんもうきょう)

投稿日:0420年1月1日 更新日:

『梵網経』と通称される大乗仏教の経典『梵網経盧舎那仏説菩薩心地戒品第十』は鳩摩羅什訳とされる漢訳が伝わりますが、原本は伝わっておらず、パーリ語で書かれた上座部仏教所伝の『梵網経』とは内容がまったく異なり、「父母に孝順であること」など中国的な内容が見られることからも、宋(南朝/420年~479年)の頃に成立した偽経(中国撰述経典)とみる説が有力です。

僧肇の序文によれば、原本『梵網経』120巻61品の1品を訳出したものであるという。 上下の二巻本で、上巻は菩薩の階位である四十種類の法門を述べている。下巻は十重四十八軽戒と呼ばれる禁戒を述べたもので、下巻を特に「菩薩戒経」と呼ぶ。中国に伝わる仏教における菩薩戒はこの経典に説かれるものが用いられています。


(『梵網菩薩戒経』の一部)

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