【仏教用語/人物集 索引】

愛語(あいご)

投稿日:2020年11月18日 更新日:

 
愛語とは、四摂(ししょう)の一つである「あたたかい心のこもった言葉をかけること」で、これによって人々を救いに導く実践行です。そのことは聖徳太子によって著されたとされる『法華義疏』(ほっけぎしょ)に出てきます。

また、鎌倉時代の道元が著わした『正法眼蔵』にも「愛語」の言葉は何度も使われていて「愛語といふは、衆生をみるにまづ慈愛の心をおこし、顧愛の言語をほどこすなり。」と説明されています。

四字熟語にもなっている「和顔愛語」(わげんあいご/我がんあいご)はより分かりやすい言葉になっていますが、和やかな笑顔と思いやりのある話し方で人に接することを指す言葉です。

・「自分を苦しめず、また他人を害しない言葉のみを語れ。これこそ実に善く説かれた言葉なのである。
好ましい言葉(愛語)のみを語れ。その言葉は人々に歓び迎えられる言葉である。感じの悪い言葉を避けて、他人の気に入る言葉のみを語るのである。
真実は実に不滅の言葉である。これは永遠の理法である。立派な人々は、真実の上に、ためになることの上に、また理法の上に安立していると言われる。」(スッタニパータ 451-453偈

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