【仏教用語/人物集 索引】

孫権(そんけん)

投稿日:0252年4月26日 更新日:

 
孫権は、後漢末から三国時代にかけて活躍した武将。三国時代の呉の初代皇帝。字は仲謀。呉の礎を築いた父の孫堅、勇猛で恐れられた兄の孫策を相次いで亡くし、19才で孫氏の当主となる。父や兄から引き継いだ家臣団をまとめ、積極的な人材登用を行い、政権を充実させた。

208年、曹操が15万の軍で呉へ攻め込もうとした赤壁の戦いでは、孫権軍の策略にかかり曹操軍の軍船は火攻めに遭い撤退。その後、孫権は荊州の大部分を奪った。荊州の奪取によって劉備と敵対した孫権は、後漢の献帝から禅譲を受けて魏を建国した曹丕の皇帝位を承認し、形だけ臣下の礼をとり呉王になった。

北方の安全を確保し、222年、荊州奪還のために進軍してきた劉備率いる蜀漢軍を夷陵の戦いで大破し、荊州の領有を確実にした。これによって、三国の領域が確定した。形式上臣従していた魏から離反し、この年が呉の建国の年とされる。翌年、蜀漢と和睦し再び同盟した。以後、呉は蜀漢と結んで魏に対抗し、蜀漢の動きに応じてしばしば魏へ侵攻した。孫権は巧みな外交によって勢力を拡大・維持した。

229年には皇帝を称し、呉の初代皇帝となった。
252年、危篤になると、諸葛恪・孫弘らに後事を託し、孫権は逝去し、孫亮が皇帝となった。

生誕 光和5年(182年)

命日 神鳳元年4月26日(252年5月21日)

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